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ロンドン

[面積]

 5223 km²

[人口]

 約272万人

[言語]

 ドイツ語100%

[通貨]

 取替切手

[兵員]

 32名 全兵員が星歌隊員

[地勢]

 バニラの北東に位置。島の外縁を囲むように標高約2500mの山脈が連なっており、西側は海に面している。西の海から弧を描くように流れている運河によって隔てられた島には城壁に囲まれた首都があり、城門に続く跳ね橋が二本かけられているが、普段は上げられたままとなっている。首都より北には高低差のない平野が広がり、南の山地には湖を含む盆地が存在している。

[気候]

 ユグドラシルによって気候が管理されており、首都と居住区では一年を通して過ごしやすい気温が続いている。四季を感じられるよう、気温差や降水量に違いがあり、12月から2月にかけては雪が降る。快適な首都と居住区に対し、立ち入りの禁じられている鉱山区は常冬の極寒地となっている。

[地区]

首都

 海と運河に囲まれた城郭都市。山中にあるカルパティア城と、麓の城下町、辺縁の農村部から成る。終戦直後は島の管理者たちの住む都市として機能していたが、現在その機能は失われている。首都とはいえ長閑な街並みであり、レストランや雑貨屋などの店もあるものの数は少ない。城下町には唯一の教育機関である城下聖学院が所在しており、その周辺では市場が開かれることも多いため日中は賑わいを見せる。

居住区

 首都と鉱山区を除く土地の総称。見渡す限りの農地の間に、教会を取り巻くように息づく小さな集落が点在する。自給自足、物々交換によって生活が成り立っているため、店や通貨は存在しない。農業の他、沿岸部では漁業も盛んであり、農水産物を運ぶ行商人のために整えられた道が、集落と集落を繋いでいる。

鉱山区

 島外縁の山脈にある鉱山及びに鉱山集落の総称。鉱山集落には執行官の監視塔と鉱員宿舎があるのみで、周囲は有刺鉄線で囲われている。思想犯の収容所として設けられていたこともあり、鉱山内部の構造も牢獄に近い。雪の積もった険しい山の中にあることから、脱走した囚人の多くは山を下る前に遭難死する。

ニヴルヘイム

 地下三階より下層部分。元々は地下軍事施設であった場所で、戦前の文明がそのままに残されている。その入口は初代城主によって塞がれたため、出入りは不可能。今や巨大な墓地と化しており、番人の末裔以外に生きて暮らしている者はいない。

[政体]

 君主制 現城主はユングフラウ・C・エニス

[経済] 

 居住区では自給自足経済が営まれ、人口の80%が農林水産業に従事。地形条件も良く、天然資源にも恵まれているため、鉱山区を除く島民全員に十分な食糧が行きわたっている。後進的で、経済成長を望んでいないため、生活水準は低いが、他島に比べ島民総幸福量は極めて高い。

[略史]

 分裂前の大陸では北西部に位置していた。連合軍とその従属島との戦争に勝利(577年)し、首島となる。かの戦争での功績者であるセレスはウルズとの契約に従い、カルパティアの閉鎖を宣言(578年)。セレスの復興方針に反対した者たちは思想犯として鉱山区に送られ、壁が完成する(579年)と外交は完全に遮断される。初代城主が死去(588年)してからも契約は後裔に承継されていったため、解約されることもなく今に至る。

[現況]

 8代目城主の看視の下、豊かな自然の中での素朴で穏やかな生活が続いている。島内での争いもなく、徹底した環境管理から病死や事故死も減ったため、島民は安全で安定した変化のない毎日を繰り返しているが、対立するローマ研究所とフェニックス教会の両者にとって重要な島であり、両者から猛烈な圧力を加えられている。

[外交]

 球形の星歌障壁で島全体を覆い、178年の間、他島との関わりを完全に絶っている。

[結晶保有量]

 38.9lix

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