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キュー・ガーデン・クーデター

[741/01/28]

 

 740年、ニューヨーク島クイーンズ区で勃発したシバーム人によるテロ事件を制圧しに向かった星歌隊員の一部に、意図的に不適切な命令が出されていたことにより市街地及び隊員に多大な被害が出たことが露見し、当事件の一部始終を見聞きしていた星歌隊員の一人であるエイベル・ニーゼヴァイスを筆頭に、星歌隊司令部へのクーデターが起きた。このクーデターにより多くの司令官クラスの星歌隊員が失職したが、隊長にニーゼヴァイスが就くと、その他の再配置もすぐに行われたため、大きな混乱が招かれることもなく、新生ニューヨーク星歌隊が樹立することとなる。

 このクーデターが起きるきっかけとなった、星歌隊司令部より出された不適切な命令は、当時小隊長の中でも抜きんでて若い隊員らの支持を受けていたニーゼヴァイスと、彼の隊の者たちを、テロを利用し害するよう組まれたものであった。当テロ事件においてニーゼヴァイスは、司令部より命令を受け、小隊への指示を出していたが、命令に不審な点があることに気付くも、その命令による被害を想定するには与えられていた情報に誤りが多く、命令に背き撤退指示を出そうとしたときには小隊はテロリストらの攻撃を受けており手遅れとなる。その後、司令部の計画に嵌められていると思われる、異常な動きをしていた他の小隊に対し撤退指示をだし、暫くクイーンズ区に身を隠しながら、星歌隊に残る彼の支持者たちを使い、司令部の謀計を暴くと、星歌隊司令部へとクーデターを起こした。星歌隊司令部の計画は、ニーゼヴァイスや、彼を支持する者たちによる改革を恐れてのものであったが、結果の通りその計画は裏目に出ている。

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