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ロンドン

[面積]

 4716m²

[人口]

 約1358万人

[言語]

 英語88%

 フランス語7%

 イタリア語3%

 その他2%

[通貨]

 ポンド

[兵員]

 約6万人 内2300人が星歌隊員

[地勢]

 バニラの南南西に位置。北部のローマ、中部のグレーター・ロンドン、東部のシャンゼリゼの3つの地方に分けられており、北部と中部はアドリア運河、中部と東部はドーバー運河によって隔てられている。ドーバー運河にはいくつもの大橋がかけられ、定期船も多く出ているため二区間の行き来は自由だが、アドリア運河にかかる大橋は二本のみで、それぞれに関所が設けられている。グレーター・ロンドンの東側からシャンゼリゼの外周には低い山脈が走っているが、大部分は平地である。

[気候]

 気温の年較差が小さく、夏は涼しく、冬も極寒というほど冷え込むことはない。しかし昼間と夜間との気温の変化は激しく、朝晩は一年中、冬のような寒さが続く。少量の雨が頻繁に降り、12月から4月にかけては日によって雪となる。曇り空であることが多い。

[地区]

スクエア・シティ

 グレーター・ロンドンの中央区。ニューヨークのウォール街と並ぶ金融街であり、ビジネス上の主要な機関が集中している。

ウエスト・エンド

 グレーター・ロンドンの西地区。ロンドン宮殿や議事堂、大聖堂などが所在しており、政治的な中心部となっている。ホワイトホール通りには国防省庁舎があり、俗にロイヤルロードと呼ばれているメイフェアやチェルシーといった町には、貴族や星歌隊員が暮らす高級住宅街及びに格式の高いレストランやホテルが立ち並ぶ。スクエア・シティに近いほど政治色が濃くなり、西へ行くほど中流階級に人気の娯楽施設の多い街並みへと変わっていく。

イースト・エンド

 グレーター・ロンドンの東地区。ブリック・レーンやグリニッジは労働者階級の島民にとって住みやすい町であり、物価が安く、落ち着いた街並みが続いている。ドーバー運河に接しているがシャンゼリゼから移住してくる者は殆どおらず、また他島からの移民も少ないため、他島民にとってはやや不便な地区と言える。スクエア・シティに近い町には学生が多く比較的栄えているが、東へ行くほど閑散とした農村へと変わっていく。また、ドーバー運河沿いにロンドン空港がある。

ローマ

 アドリア運河で隔てられた北部地方。工業の中心地であり、工場や工業従業者のための住宅、流通施設やそれに伴う港や道路網などで形成されている。工業従業者の殆どはヴェネツィアやシバームからの移民であり、ロンドン人よりも他島民の人口が多い。また、グレーター・ロンドンとは居住地をはっきりと分けられているため、大橋の関所で通行証の提示が求められる。西端の町ヴァチカンには高所得層のロンドン人も在住しているが、暮らしぶりの違いから他の地区の住民からは煙たがられている。

シャンゼリゼ

 ドーバー運河で隔てられた東部地方。大陸分裂後ロンドンに吸収された都市パリの名残を留めており、フランス語で話す島民が残っている。イースト・エンドと同様、東側には農村が広がっているが、西側はウエスト・エンドにも劣らない美しく華やかな大通りと広場を持つ繁華街となっている。ロンドン空港が近いことから観光地としても人気が高く、日中はグレーター・ロンドンよりも多くの他島民の姿が見られる。

メトロ13-19

 地下四階より下層部分。エリクスの保管庫がある他、島の機密施設などが設けられている。地下鉄のみが各施設を繋いでおり、地上階から直接降りることができるのはロンドン宮殿の地下室にあたるメトロ13エリアと、ローマ研究所の真下に続いているメトロ17エリアのみとなっている。メトロ13-19の存在自体は有名な噂として知られているが、その入り口を知る者は限られる。

[政体]

 立憲君主制 現女王陛下はエリザベス・リリィ

[経済] 

 伝統的な工業国。工業の上海や商業のニューヨークのように目立った産業があるわけではないが、食料自給率が60%を超えており、結晶保有量も他島と大きく差を開いているため、経済大国としての揺るぎない地位を保っている。社会保障制度が整っており、島民全体の所得格差が小さい。

[略史]

 分裂前の大陸では西部に位置していた。ニューヨーク、シバームと連合軍を結成(565年)し、ヴェネツィア、セルバに対し戦勝(568年)。その後カルパティアに敗戦(577年)し、またシバームがニューヨークを侵略したことをきっかけに、連合軍は解散(595年)となる。カルパティアに敗戦後約100年の間、最高指揮権を握っていたノーマン家では王室内や他家との継承紛争が続いていたが、リリィ家がノーマン家を打ち滅ぼし(670年)王位に就く。勢力をつけつつある上海に対抗すべくニューヨークと二軍共同作戦(672年)を立て、上海との8年に及ぶ戦争は休戦(701年)を経た後、共同軍に上海が加わり同盟三島が結ばれたことで終戦(706年)。同盟三島はシバームへ奇襲(714年)をかけ、戦勝する(716年)。

[現況]

 シバームの上層部を支援する一方で、ヴェネツィアを支援するニューヨークとも結託している。地上開発始動後のロンドンの地位を確立させるため、王室、正確にはロンドン星歌隊がローマ研究所を手厚く支持しており、他島の有力企業との連携も図られている。

[外交]

 ニューヨーク、上海と同盟を結んでいる。しかし上海星歌隊がフェニックス教会を支援しているため、互いに輸入出を制限するなど、近年はやや険悪な関係になりつつある。シバームの上層部を支援しているがヴェネツィアとの関係は悪化しておらず、むしろシバームの反政府勢力からの敵視が強まっている。

[結晶保有量]

 42.1lix

 

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