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Races 人種

 

【人間 Human】

 浮遊大陸に住む、ヒトと同じ構造の身体を持つ人類。その祖先は人工的につくられた身体と記憶を与えられたユニのボトルであったが、彼らの記憶の上では、腐敗した地上から逃げてきたヒトの子孫であるということになっている。

 

【ミュルミド Myrmid】

  進化した人類の一種で、天変地異と人為的な破壊の中で数を減らしていった人間が、生き残るためにとサイボーク化や電子化を試みていた時代に行った品種改良の産物。遺伝子の編集により世代を経て光合成機能を獲得し、無性生殖による繁殖が可能となった。大気が変質した後も生き残り、現在でもその数を緩やかに増やしている。クラゲにも似た姿をしており、ヒトのものより単純化された脳を持つ。ヒトで言うところの夢見心地な状態にあると言われているが真偽の程は定かではない。近年、エリクスの影響か、形質の変化が見られている。

 

【ハーフミュルミド Half Myrmid】

 純正なヒトの生き残りだった者たち。ゼータの起動に備え、ミュルミドに寄生するプール手術を行ったため、彼らと同様に第二大気の中でも生きることができ、また、睡眠や食事を要さない。それに加え長年の改良による様々な付加能力を持っており、ヒトより遥かに優れた人類であることから、浮遊大陸の人間からはときに神のように扱われる。生殖は不可能。47名の内35名は地上に残ったが、12名は浮遊大陸に移住した。

 

【エリクシア Elixir】

 ローマ研究所の侵食手術により生まれた人類。

エリクス・コアが持つ、知能や感情に近いものを人体に定着させることで意思として確立させた。つまりエリクシアには元となった人間の意思と、エリクス・コアの意思が共生しており、身体の主導権は人間にあるものの、エリクス・コアの意思によって身体を動かすことも可能である。

 

【ユニ Uni】

 スペースコロニーDに住まう人類。精神体の存在で、ボトルと呼ばれる仮の容器に乗り移ることで実体を持つこともできる。ボトルは肉体に限らないが、地球への関心が高まっていた頃はヒトの身体がボトルとして流行した。浮遊大陸にも人間の姿で生活するユニは僅かながらいるものの、自らがユニであることを明かすことは許されない。

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