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ヴェネツィア

 

[面積]

 1866 km2

[人口]

 約738万人

[言語]

 イタリア語79%

 スペイン語13%

 その他8%

[通貨]

 リラ

[兵員]

 約4万人 内1.8万人が星歌隊員

[地勢]

 バニラの南西に位置。島全体が半球体の巨大な湖で、水上を第一層、湖底を第五層とした全五層の地区から形成される。各層は人工的な地面により仕切られており、層の行き来には点在するポータルチューブを通る必要がある。

[気候]

 第一層では日中湿度が高く蒸し暑いのに対し、日没後は気温が急落する。夏は30度を超すこともあるが、冬は氷点下を下回ることもあり、気温差が激しい。水中では水温調節がなされているため一年中同じような温度が続いているが、第二層は水上の天候の影響を受けやすい。

[地区]

セスティエーレ

 第一層。水上の都で、ヴェネツィアの玄関口。縦横無尽の水路をゴンドラが行き来する。主に貿易のために設けられた町だが、美しい景観から観光地化し、店やホテル、他島民の別荘も増えた。

ブラーノ

 第二層。セスティエーレから目視できるヴェネツィア最大の居住区で、殆どの島民はこの層に暮らしている。ほら貝町とも呼ばれる住宅街は棟ごとに様々な色で塗り分けられており、その色とりどりな街並みもまた名物となっている。

ムラーノ

 第三層。政治、経済の中心地で、大鐘楼から放射線状に街路が広がる。議会や庁舎の他、大企業のビルも第三層に集まっているため、朝と夕方は大勢の島民がポータルチューブを行き来する。伝統を重んじるブラーノの街並みに対し、未来的な作りの建物が多い。一部住宅街はあるものの物価が高く、島民らにとっては憧れの町となっている。

サン・ミケーレ

 第四層。工業施設の連なる工業地域となっており、その中心にはヴェネツィア軍基地が所在する。落ち着いた過ごしやすい町と言えるが魅力は少なく、殆どの住民が兵員か工場の従業員である。

ポヴェリア

 第五層。結晶保管庫があり、一般島民の立ち入りは禁止されている。結晶エネルギーを含むヴェネツィアの水はここで生成されるため、この層の水は非常に濃度が高く、生身で長時間浸かっていると身体に様々な悪影響が出る。

[政体]

 選挙君主制 現神子はメルピピ・バーニ

[経済] 

 以前は水中の畑で採れる農作物や魚介類の輸出による収入が主であったが、現在では観光と工芸品が重要な収入源となっている。セルバとは互いに経済を支え合っている。

[略史]

分裂前の大陸では南西部に位置していた。連合軍に敗戦(568年)し従属島となったが、カルパティアとの戦争(577年)で疲弊していたロンドンをセルバと共に襲撃(577年)し、勝利する。このことをきっかけにシバームがニューヨークに奇襲(595年)をしかけ、連合軍が消滅したことで支配から逃れ独立に成功。上海に侵攻されたセルバに援軍を出す(671年)ものの返り討ちにされ、上海との本土での戦争に敗戦(672年)する。

[現況]

 シバームから宣戦布告を受けたことで、島民は第三層以下へ避難しており、賑わいを見せていた観光地も閑散としている。ロンドンの意図を暗黙のうちに汲んではいるが、シバームとの戦争は望んでいない。

[外交]

 セルバとは古くから同盟を結んでおり、未だかつてそれが解かれたことはない。ニューヨークから支援を受けており、貿易も盛ん。

[結晶保有量]

 17.9lix

 

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