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ヴェルズリー家

 

 ヴェルズリー家とは、先々代より衰退の一途をたどっている中流貴族である。先々代までは北のシバーム人居住区に領地を持っていたが、ローマ研究所が設立された際にその領地を半ば強制的に買収され、それ以降は他の僅かな財源に頼ってきた。とはいえ、貯えは減る一方であり、貴族とはいえ贅沢は出来ない生活が続いている。 現当主とその伴侶が床に臥したことを発端とし、彼らの6人の息子らは様々な権利や財産の相続を巡って争っている。

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